映画を観に行ってきました。児童養護施設の日常を8年間に渡り追ったドキュメンタリー映画です。

2015年に発表された厚生労働省の調査によると、全国の児童相談所に寄せられた児童虐待件数は88,931件。虐待をしていたのは約60%が実母、30%弱が実父。虐待をした理由の60%が泣き止まなかったからだそうです。映画の舞台となった「光の子どもの家」でも、他の児童養護施設と同様にそのような虐待を受けていた子たちを受け入れています。

「光の子どもの家」で子どもたちを見守る保育士は、多くの施設で採用されている朝・昼・晩という交代制勤務ではなく、1人の担当職員が5名以下の子どもを丸ごと担当する「責任担当制」をとっています。売りさばいた時間を目安にしてのかかわりでは家族とは言えないからだそうです。

児童養護施設についての現状は厳しく、想像を絶します。だけど、この映画で伝えたいことは、現状や課題を伝えるものではなく「愛しい子どもと愛しい人々の話」なのです。

音楽もナレーションも、テロップもありません。日常が淡々と描かれているだけです。だからこそ、よりいっそう心に響きました。

「隣る人(となるひと)」とは、どんな困難な状況になっても隣に居続ける人のこと。哀しい時には一緒に泣いて、嬉しい時には一緒に笑って、喜怒哀楽を共にし伴走する人のことだそうです。

はーもにーぷれいすでは、映画の企画者であり、「光の家」の理事である稲塚さんにお話を伺いました。詳しくは12/21(木)に放送します。

人は一人では生きていけないから

「人生の中で何が一番大切なのか」ということを考えさせられました。